こんにちは、吉永です。
今回は、シナリオの制作話を書かせていただきたいと思います。
リテイクの苦しみについては、担当さんに「ドキドキです」と言わせてしまいましたが、恨んでいるわけではありません(笑)
シナリオ採用後、本編執筆の期間を約2ヶ月ほどいただいたのですが、
ぶっちゃけまして、全て完成したのは締切当日の日付が変わる直前。
2ヶ月間なにしてたんだ、と言うと、ずーーっとプロットをやっていました。
さぼってたわけではなく、ほんとうに、毎日シナリオのことを考えていました。
……というよりも、「これでいける!」という確信を得て、書き出せるきっかけや勢いがつくのを、ひたすらに待っていたという方が近いかもしれません。
ギリギリまで考えていたので、いざ原稿に取りかかったのは最後の3日間。
ペース配分むちゃくちゃです。我ながら、どうかしてます。
ですが、わたしの書き方は毎回そんな感じで……。
「これ以外にない!」という確かな手ごたえを得られるまで、なぜか一頁も書けなくて。筆は早い方なのですが、その感覚を捕まえるまでがとんでもなく長い…。わたしと似たタイプの方もいらっしゃるでしょうか。
そんなわけで、書き出すまでも大変なのですが、書かれる前の物語ほど輝いて見えるものはないような気もします。
いざ書き始めると、「頭の中にあるのに、どうして思うように書けないの?」という現実がせまりくるので、あーでもないこーでもないと考えている時間は、もどかしくも楽しいものです。
そうして提出した原稿ですが、大きなリテイクは二回ほどありました。
公開当時、現在とはシステムの形態が異なり、交流感や返信のしやすさがより重要になっていたのですが、
キャラクターやシナリオ展開の都合上、どうしてもスムーズに話が進められず……。
担当してくださったNさんは、わたしがなにがなんでも通常版で頑張りたいと言ったら、きっと最後まで付き合ってくださったと思います。
(るつぼの編集さんは、みなさんほんとうにお優しいです。ええ、言わされてるわけではありません)
二日ほどがっつり悩んだ結果、より作品を生かせる方式をと思い、「RO版に変更させてください!」とお願いしました。
ここまで書いて、思います。
るつぼさんでのお仕事はほんとうに自由度が高くて、クリエイター自身、どこまでやるかは自分次第といったところが多々あります。
創造的なことは得てしてそういう向きがありますが、商業ベースにのせるということは、クライアントの意向に沿うことが大前提。
なので、わたしの経験上ここまで自由にさせてもらえる機会は、あるようでほとんどないのでは…と感じています。
大きな自由度の中、自分が納得できる形に仕上げるのはかんたんではありませんでしたが、シナリオの役割をしっかりこなすことだけを考えた約半年の執筆期間でした。
次回はイラストとボイスについて、わっくわくしながら書きたいと思います♪
