ボンジュール!
覚えているかしら、イラスト担当のエトワール君崎よ。
シナリオ担当の本の虫が、何だか長ったらしく指南しているようだけど、私はそんなに無粋じゃないわ。
じゃあ早速はじめるわよ。
イラストに限らず、絵を描くために欠かせないのは
- デッサン力
- デザイン力
- センス
の3つね。
もちろん、これがすべてではなくってよ。
着色技術や魅せる構図、流行を掴む力――挙げたら切りがないけど、そういった諸々の技術も重要だわ。
でもそれは基本ができてからのハ・ナ・シ。
初めのうちは、イラスト初心者向けにこの三つを説明していくわよ。
初心者だけでなく、自分の絵を向上させたい人も当然オッケーね。
|デッサン編1
まずはデッサンについてね。
デッサンとはフランス語で「下絵」を意味する言葉ね。
でも今回はそういう意味だけではなくて、
- 見ている対象を「把握する力」
- 的確に「表現する技術」
- イメージしたものを「創造する力」
この3つを「デッサン力」と定義するわ。
あなたは今までにデッサンを取ったことがあるかしら?
もちろん全身よ。顔だけしか描かないなんて論外だわ。
リアリティ溢れる人間の絵が描きたくなかったり、勉強や練習が面倒だったりして、つい目先の好きなことだけをしてしまった経験はないかしら。
デッサンの見本なんかは、身体つきがいやにムキムキしていて、自分の目指す画風じゃないと感じてしまうかもしれないわね。
けど、きちんとバランスが取れていないと、自分好みの体型で書いたとき――つまり現実の人間の身体を漫画風にデフォルメしたとき、基礎画力がないためにバランスが最悪になってしまうわ。それを「デッサン力がない」って言うの。
デッサン力がない人は、頭の中で描いた想像図と、実際に描かれた完成図に大きな差があるはず。もしかしたら、書きたい構図やポーズを断念して、自分の描きやすいものに変えてしまうこともあるかもしれないわ。
そして、そうやって何とかごまかせたとしても、それを描くのに膨大な時間を費やしていないかしら。何か参考になるものを見ながらでしか描けない人も多いはず。
それはあなた自身が、人体の構造がきちんと理解していないせいね。
身体のパーツがどこにどのようについて、どんな形をしているかをしっかり把握していないから、それを角度を変えて描いたときにパーツの線はどの方向に向かうのかがわからないのよ。
そうした問題を解消してくれてるのが、デッサンなの。
最初は見本を見ながらでもちろん構わないわ。鏡を使って自分の身体を見たり、デッサン人形なんかを使っても良いわよ。
でも、できるだけたくさん描き続けること。最低でも1日1枚は描きたいところね。
それにスピードも重要よ。同じものを描く場合、前のものより早く描けるようになっていなきゃダメ。
それと、線をただ単純になぞるだけでは成果は出ないわ。1本1本の線の意味をしっかり考えて、丁寧に描いていかないといけないの。
どう理解できたかしら?
平面でなく立体で考えてみなさい。人物では難しいなら、まずは単純で身近なものを立体的に描いてみると良いわ。
あら私としたことが、何だか長くなってしまったわね……。これじゃ、あの男のことを言えないわ。
デッサンについてはもう少し続きがあるから、楽しみにして待っていて頂戴。
それじゃ、アデュ~!
【デッサン人形】ボークス マッチョボディ CD-210 345210
【デッサン人形】ボークス アクションドール CD-120 345208
